「愚直」論

休みの間に「愚直」論〜私はこうして社長になった〜を読んだ。確かサイバーの藤田社長が薦めてた気がするけど、山ほどある本の中で信用できる人の薦める本はハズレを引かない方法のひとつではないかと思う。
松下電器入社〜ハーバードでMBA取得〜松下電器退職〜BCG転職〜コンパック転職〜HP社長就任まで差し障りがあり描けない箇所もあったと思うがリアルに描けていて最後まで面白く読めた。

何度がぐっとくる言葉があったので記しておく。

・人間の成長は「熱意」と「経験」の掛け算で決まる
・何か大きな夢や目標があったわけでもない。手を伸ばせば届きそうな選択肢の中から、自分に合ったものを選んでいたに過ぎない。
・いまの場所でできる事はやり尽くした。成長の余地がない、と心の底から思えるならば「卒業」である。しかしそうでなければ「逃げ」にしか過ぎない。
・そこにとどまっていては成長できないと強く感じてしまった以上、辞めるしかなかった。
・自分が成長できるような環境は、自ら手に入れるべきだと思う。努力して「スコープ」を広げても、それを生かせる環境にいなければ意味がない。むしろ、自分に対しても、社会に対しても不誠実だろう。その「スコープ」を存分に発揮できる環境に身を置き、より高い目標に向かって努力するのがビジネスパーソンの責務ではないだろうか。

などなど。いまの自分にとって非常に有益な本だった。