ヒルズ黙示録―検証・ライブドア
ニッポン放送の買収からライブドア崩壊辺りまでを村上ファンドの絡みを交えながら検証。以前読んだ宮内氏の本と違い客観的に描かれているので物語として面白く読んだ。
ライブドア事件から1年半が経ってその間「mixi」とか「モバゲー」とか「youtube」とか「ニコニコ動画」とか「セカンドライフ」とか「顔チェキ」とか次々に新しいウェブサービスが出てきてるけどライブドアだったらどんな展開(提携か買収か模倣するのかなど)をしたのかと考えると、非常にフットワークの軽かったライブドアが無くなってしまったのは残念に思う。
逮捕前日の熊谷氏の言葉が印象に残る「こういう形でボク達がつぶされていくのは本当に残念。でも面白かったでしょ?こんな奴らいなかったでしょ?」
それこそ当事者としては近鉄買収からの1年半は本当に刺激的な毎日だったと思われる。そんな刺激的な毎日を過ごした彼らはこの先長い人生をどう生きるのだろうか。
http://d.hatena.ne.jp/kurisql/20070503
- 作者: 大鹿靖明
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