人と神々が共に生きる島

初めて宮島へ、広島市内から車で1時間程度。宮島まではフェリーで行く。宮島のフェリー乗り場を降りるとたくさんの鹿がたむろしている。何でも鹿が放し飼いにしてあるのは世界でも宮島と奈良公園だけらしい。奈良と同様に鹿せんべいを売っているので買って鹿に与えるとすごい勢いで突進して鹿に追い掛けられる。食欲が旺盛な鹿達だった。
有名な大鳥居だが当日は潮が引いていたので鳥居の下まで行くことが出来る。潮干狩りをしている人もたくさんいる、ここでは大きなアサリが取れるらしい。鹿の糞を食べてるから大きく成長するのだろうか・・・鳥居の下に来れたのも良かったが海に浮かぶ満潮時の姿も見てみたかったかな。
大鳥居から厳島神社へ、たまたま結婚式を挙げていたので少し見る。その後「舞楽」というらしい伝統芸能を見る。普段は見れ無いらしいが結婚式を行う場合料金を払えば「舞楽」が行われるらしい。その恩恵にあずかり見る事が出来たのでラッキーだった。
帰りは「表参道商店街」を通りフェリー乗り場に。ここでは通りを流しながら焼き立てのもみじまんじゅう、焼きたてのせんべい、焼きカキなどが食べられる。普段焼きたてのもみじまんじゅうなどは食べられないが、あんがとろけそうで焼きたても美味い!というか焼きたての方が美味い!!
宮島は広島市内からアクセスも良く、食べ物も美味く世界遺産にも登録されているので観光するにはうってつけの場所だと思う。宗教地で動物と町と水が共存していてインドのバラナシっぽい雰囲気があると思った。

http://www.miyajima.or.jp/

宮島口にある名物駅弁「うえの」の「あなごめし」を食べる。注文して出てくるまで30分掛かるといわれ、激怒していた人もいたらしいが作りおきせず注文してから調理したら普通にそれくらいは掛かるんだろう。店内が待合室というか自由に見学出来るようになっており、明治34年創業だけあって歴史を感じさせる。置いている家具もアンティークや高そうなものが多く所々でセンスを感じさせる。至って静かで落ち着いた雰囲気。
駅弁は結局出来てから4時間後くらいに食べる。ご飯はアナゴの出汁と醤油でもち米を炊き上げておりとても美味い。アナゴはやはり温かい方が美味いと思うが、とても香ばしい。絶賛されるほどではないと思うが、満足出来る駅弁だった。

http://www.anagomeshi.com/