夜のピクニック

非常に面白く電車に乗っている間に読破。恩田陸の作品は今回で2回目だが今回もアタリ、なんでも本屋大賞を受賞しているらしい、この賞がどのくらい権威があるかは知らないが、たまたま大阪で乗った電車の中刷りに本屋大賞を受賞した本が紹介されていたからそれなりに認知はされ、影響もある賞なんだろう。
内容は高校自体のイベントにスポットを当てたフィクションなのだが、よく出来ている。もちろんこんなイベントは経験していないのだが、ところどころ出てくるそれぞれの登場人物の気持ちと自分も高校時代に感じていた甘酸っぱいようななんともいえない気持ちと重なりオーバーラップしてくる。もう高校を卒業してから10年以上経っているというのに!そんな昔の事を思い出させてくれる本だった。

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)