3日目 ドジャースタジアム

朝7時半に目が覚める、寝てる間も度々目が覚めるた。結局眠れないので起きる事にする。このあたりは朝店が閉まっているのでチャイナタウンに行く。チャイナタウンなら開いているだろう・・・しかしチャイナタウンもほとんど閉まっていてかろうじて開いている店で挽き肉と薫製卵と高菜みたいなのが乗っている丼を食べる。味はまあまあだが量が多い、アメリカンフードにも飽きていたしまあ満足。
宿に帰ると宿のオーナーがラスベガス行きの航空券をキャンセルしてやると言う、できれば安いラスベガス行きのツアーに参加したい。オーナーの知り合いの人に頼んでキャンセルできたらしい。ちょっとお金を払ったがこれで最終日以外の宿が決まったのでひと安心。ロスには4泊する事になったのでこの宿でもう一泊する。それにしてもこのおばちゃんは世話焼きと言うか親切な人だ。
今日はサンタモニカに行く予定だったが曇りでそれ程時間もないのでハリウッドに行く事にする。途中地下鉄を乗り過ごす、ロスの地下鉄は改札が無いので切符を買って無くても電車に乗れることが出来る、そう思うと周りが切符を買ってないんじゃないかと思えてしまう。買ってるか買ってないかは知らないが採算は合ってるんだろうか?肝心のハリウットは映画や音楽にそれほど興味も無いし、あまり大した事は無いと思った。またチャイニーズレストランで食事をして2時間ほどで宿に戻りドジャースタジアムに行く。
ドジャースタジアムは丘の上にあり、スタジアムに着くまでちょっと疲れる。球場は少し狭く感じる。ライト側だったのでそう感じたのだろうか、メジャーの球場は右翼が狭い傾向があるらしい。観客は月曜のナイトゲームということもあり、せいぜい2万人くらいか。試合はブリュワーズが8-0と大量リード。途中名物のドジャードックを食べる、確かにエンゼルススタジアムで食べたのより美味いがちょっと高いし店員の黒人の態度が悪くムカつく。昨日のエンゼルス戦でもドジャースファンに威嚇されたしドジャースの印象は悪い。グッズもエンゼルスに比べてちょっと高いし。しかし点差が開いてもイニング途中に色々イベントがあり、開きさせない工夫があり楽しい。秀逸だったのがカップルをオーロラビジョンに映してキスをさせるというもの。その中で70歳くらいの老夫婦が映り老夫婦もキスをする。別にイヤらしくないしすごい良いなあと思う。日本ではこんな事無いというか出来ないよなぁ。日本のプロ野球と違ってメジャーリーグは野球を良く知らなくても楽しめるように出来ている。チーム(野球)が好きならもっと楽しめる。まあ日本のファンの方が野球を解ってるとは思うけど。日本でもメジャースタイルの球団が1つくらいあっても良いと思う。
試合はドジャースが8-5まで追い上げ9回に斉藤隆が登場し、見れるとも思ってなかったので特にファンでもないのにこの日一番テンションが上がる。アッという間に2アウトを取る。球の切れとか勢いは分からないがテンポが良い。球間が10秒ちょっとしかなく、ポンポン投げてくる。日本なら間合いを取られるだろう。これも成功している要因の一つかもしれない。こんなテンポが良いので8-5という乱打戦にも関わらず試合は3時間程度。日本のようにダラダラ時間を掛けない。あっさりチェンジかと思ったら最後の打者にホームランを打たれる。こういったポカをするところは日本にいるときと変わらない。後でタクシーの運転手に聞いたのだが、この今日2本ホームランを打った選手は阪神にいたセシル・フィルダーの息子らしい。タクシーの運転手はフィルダーが日本でプレーしていた事も知っていた。観客は少ないながらも昨日よりメジャーリーグを楽しめた。今度は日本人が主力で活躍しているチームの試合が見たい、斉藤も十分主力だけど。
タクシーで宿まで帰り、リトルトーキョー居酒屋で一緒に野球を観に行った日本人と飲みに行く。日本の店かと思ったら韓国の店のようだ。その後宿に帰り3本ビールを飲む、旅行に行ってこんなに飲んだのは初めてかも。